シーズーを飼いたい! 子犬の選び方と必要なしつけ、知っておきたいポイントとは?
長い被毛を風に揺らし、優雅にたたずむシーズー。気品あふれる外見に加え、人懐こくしつけがしやすいことから人気の犬種です。ただし、飼う際には気を付けるべきポイントがいくつかあります。ここでは、シーズーの子犬の選び方やしつけ、飼うときの注意点を紹介します。
どんな子犬がいいの? 触れ合って重さと性格を確かめよう!
シーズーの子犬は、触れ合って選ぶのがいいでしょう。シーズーは子犬のころからがっしりとした体格をしています。抱っこして、重みや骨の太さ・筋肉の付き方を確かめてください。見た目は小さくても、抱っこをするとずっしり。そんな子犬がおすすめです。
また、シーズーは人懐っこい性格で、誰にでも愛嬌を振りまくタイプが多いです。選ぶなら、呼んだときに喜んで寄ってくる子犬がいいでしょう。
怖がりで神経質なタイプの子犬は、おどおどしないように、トレーニングが必要になります。犬を初めて飼う場合には、しつけやすい陽気な性格の子犬を選ぶのがおすすめです。
気を付けたいのは、近親交配で生まれたシーズー。免疫力が弱く、病気にかかりやすいという特徴があります。
茶色の鼻、ピンクのアイライン、ブルーの目の子犬は、残念ながら何かしらのトラブルを抱えている可能性が高いです。選ばないのが無難です。
シーズーは比較的しつけやすい! スキンシップも大切に
シーズーは、やや頑固な面がありますが、人間の言うことをよく聞く犬です。トイレトレーニング、ケージやクレートに入る訓練、「お座り」「待て」などはすぐに覚えてくれるでしょう。食欲旺盛で食べることが大好きなので、おやつをご褒美に活用するとしつけやすいです。
しつけの際、上手くできなかったからと、叩いたり閉じ込めたりする罰は好ましくありません。攻撃的な性格の犬になったり、飼い主を怖がって避けるようになったりしてしまいます。
叱るときは、悪いことをしたその場で、短く「No!」と言って動きを制するのがいいでしょう。
また、シーズーは、爪切り・耳掃除・ブラッシング・ラッピング・シャンプーが欠かせません。そのため、体に触られても嫌がらず、喜んで体を預けてくれるようにする必要があります。
子犬のころから積極的に触れ合う時間を作り、どこを触っても嫌がらないようにしつけましょう。ブラシやコーム、シャワーやドライヤーにも慣れさせてください。
毎日の食事と毛のお手入れには、特に気を配って
シーズーの子犬を飼うとき、特に気を付けたいのは、「食事」と「毛並みのお手入れ」です。筋肉質で骨太の体をしているシーズーの食事は、栄養価の高いものにしてください。体を作り上げるため、タンパク質やカルシウムが含まれたフードを与えましょう。毛艶をよくする脂質も大切です。
子犬の成長度合いや体重増加量を見ながら、ドッグフードのパッケージに書かれた1日の目安量を参考にして与えてください。子犬のうちは1日4~5回に分けて与えます。
シーズーは鼻が短いぺちゃ顔ですから、食べやすいように食事用の食器は浅いものがおすすめ。食後は顔や首回りの毛の汚れを拭って、清潔にしましょう。
また、毛の長いシーズーのお手入れには、ブラッシングが欠かせません。毛玉ができないように、毎日丁寧にブラッシングをします。
ただし、細くて切れやすい被毛のため、スリッカーブラシを使うと切れ毛がたくさんできる可能性があります。シーズーのブラッシングには、ピンブラシとコームの併用がいいでしょう。
まとめ
シーズーの子犬を選ぶときは、触れ合って重さや性格を見ることが大切です。初めてシーズーを飼う場合は、陽気で人懐こい子犬を選ぶといいでしょう。どのシーズーも、毛のお手入れが重要。ブラシやドライヤーにおどおどしないように、子犬のうちからトレーニングをしましょう。