自宅でチャレンジ! 自分でシーズーのシャンプーをしてみよう
シーズーの美しい被毛を保つため、体臭除去や衛生管理のため、2週間に1度はシャンプーをしたいものです。ペットサロンなどに依頼してもいいのですが、毎月2回依頼すると費用負担が大きいですよね。そこで、自宅でシーズーのシャンプーにチャレンジしてみませんか?
シャンプー前の注意点
まず、シャンプー前に愛犬のシーズーの体調チェックをしましょう。鼻水や発熱、下痢といった症状が出ているときはシャンプー厳禁です。食欲不振、なんとなく元気がない、といったときも避けましょう。ワクチン前の子犬や、体力が低下している老犬もシャンプーは避けた方がいいでしょう。人が思う以上に、犬にとってシャンプーは体力が必要な作業です。
さらに、濡れた体が乾くときに体温が奪われますから、子犬や老犬はシャンプー後のケアにも注意してください。
また、ノミやダニなどの寄生虫駆除の薬を使っているときもシャンプーは避けましょう。効果がなくなったり、薄れる可能性があります。
冬のシャンプーはなるべく温かな部屋の中で行い、ドライヤーを使って完全に毛を乾かすようにしましょうね。
準備するもの
シャンプーのときにそろえておきたいグッズを紹介します。・スリッカーブラシ(ピンブラシでもOK)
・コーム
・ブラッシングスプレー
・ハサミ
・スポンジ
・シャンプー液
・リンス液
・ペット用浴槽
・バスタオル(吸水性がよいものを2枚)
・ドライヤー
シャンプーやリンスは人間用でも構いませんが、シーズーは毛の美しさを大切にしたい犬種。長毛種の犬向けの艶出し効果や毛が絡みにくくする効果のあるもの、皮膚に優しい成分が入ったものを選びたいですね。
ペット用の浴槽があるとシャンプーがやりやすく、億劫になりません。シーズーは小型犬なので、大きめのたらいだどでも代用できますよ。
バスタオルは吸水性がよいものを準備しましょう。もし購入するなら、犬用に販売されているマイクロファイバー素材のタオルがおすすめです。
しっかり水気を拭き取ってからドライヤーを当てると早く乾燥できます。
シャンプーの手順
シャンプーは次の手順で行います。(1)ブラッシングして毛玉をほぐし、ホコリやゴミを取り除いておく
(2)35度くらいの湯を足や尻のほうから静かにかけていく。シーズーが嫌がらないなら湯船に浸からせてもOK
(3)全身の毛をしっかり濡らし、おおまかな汚れを流してしまう
(4)肛門腺を親指と人差し指で絞る。強い臭いがする液がでるので、毛や服に付かないように注意
(5)シャンプー液をしっかり泡立てて体を洗う。頭や顔は最後にサッと洗うこと。フルコートのシーズーはスポンジを使って毛が絡まないように注意しながら洗う
(6)シャンプーをキレイに洗い流したら、リンスをする。皮膚にリンス液が直接付かないよう注意すること。
(7)リンスを洗い流し、毛の雫を手で絞った後、バスタオルでしっかり水気を取る。
(8)ブラシやコームで毛を梳きながらドライヤーで乾燥させる(自然乾燥させると、ブラシが通りにくくなるのでNG)
シャンプーのコツ
シャンプー前には、眼軟膏を点眼しておきましょう。シャンプー液などが眼に入っても影響を受けにくいですよ。また、耳にも脱脂綿を詰めておくといいでしょう。簡易耳栓ですね。
シャワーは犬の体に付けるようにすると、音が出にくく水圧もそこまで気になりません。35~38℃くらいの、人間がちょっとぬるいと感じるくらいがシーズーの適温です。
ドライヤーを当てる前は、背中の中心に沿って毛を左右に分けましょう。ドライヤーの音に驚く犬もいますから、普段から音を聞かせて、慣らしてからシャンプーするようにしてください。
シャンプーが嫌いなシーズーは多いですが、もしかすると水に濡れることよりお風呂場の雰囲気が嫌いなのかもしれません。シャンプーの時以外も、お風呂場に連れて行って、怖い場所ではないと教えてあげましょう。
シャンプーできないときの対策法
体調不良が続いていたり、老犬だったり、シャンプーが難しい理由がある場合は、ドライシャンプーがおすすめです。温かい濡れタオルで全身を拭いたり、ムース状やパウダー状のドライシャンプーを使ったり工夫しましょう。皮膚トラブルが多い犬の場合は、人の介護用清拭スプレーを使うといいですよ。
まとめ
シーズーのシャンプーは毛が長いので少々、大変に感じるかもしれません。ですが、慣れれば自宅でもじゅうぶん可能です。ペットサロンなどで洗っている様子を見せてもらったり、アドバイスをもらうなどして、自宅でチャレンジしてみてください。その他の記事
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